1941
映画の中で三船敏郎扮するミタムラ司令官が「ドイツはなんという艦を売りつけやがったんだ!」と言っているとおり、元々はドイツの潜水艦。ということはUボート。ドイツ海軍将校がオブザーバーとして乗艦しているのですが、その将校と艦長はお互い母国語でしゃべるのに、通訳なしで理解するところは、日独伊軍事同盟のせいでしょうか(笑)。
そのドイツ海軍将校を背負い投げで海に投げ込み、「アゥフヴィーダーゼン」という三船敏郎はやはりかっこいいですよ。
潜水艦のモデルはイ-19。
司令官ミタムラ役の三船敏郎氏の撮影余話は次の通り。
「私がスクリプトを受取ったのは一昨年の9月だったが、もうその時点で日本の潜水艦関係のミニュチア撮影が開始されていた。打合せの為現地に赴いた際、潜水艦の艦型、軍艦旗等に大きな誤りを発見したので、プロデューサーのジョン・ミリュアス、監督のスピルバーグに訂正を申入れ帰国、直ちに主役である「イ号19」の設計図、軍艦旗他、かつての大日本帝國海軍に関するあらゆる資料を集め持参したものである。撮影に際しては日系三世、四世のアメリカンボーイの、帝国海軍乗員としての基本訓練に大半の時間が割かれ、どうにか形をつけたものであるが、艦型、艦内設備、乗員編成、命令系統、大きくは海に潜る世界一といわれた新鋭のメカの固りが羅針盤の故障で航法を失い、捕虜にした樵のおじさんが持っていたキャラメルのオマケのコンパスで作戦を遂行するという、あり得ない想定となっているが、コメディのコメディたる所以を御理解下さり奇想天外な誤りを笑って見逃して頂く様、御願いするものである。資料を提供して下さった、当時この作戦に参加された「伊号潜水艦隊指令」今和泉喜次郎氏、海上自衛隊幹部の方々に厚く御礼を申上げる次第である。」
また、ドイツ士官フォン・クラインシュミット役はクリストファー・リーなのですが、彼の首には剣付柏葉騎士十字章、左胸の略綬には東部戦線従軍章らしきリボン。さらに、ナルヴィク・シールドも受章している歴戦の勇者らしい。
■1941
■1979
■アメリカ
監:S・スピルバーグ
出:ジョン・ベルーシ、三船敏郎、ダン・エクロイド、クリストファー・リー